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                                                                                         isozaki@ktb.biglobe.ne.jp

庭づくり

庭に何を求めますか?

超高層ビルの中で働いていますが、街の騒音はそこまで届いては来ず、光はブラインドに遮られ照明にとって代わり、温度、湿度、ホコリ共に空調され、申し分のない環境であります。果たしてこれは本当の快適さであろうか?人工的なものに依存して過ぎる余り、地に着かない落ち着きの無さを感じます。

 

私は庭に安らぎ、安心感を求めます。

 

今時の庭は建物と敷地境界に出来る隙間程度にしか考えられない状況です。かつては、京の町家に見られる様に、建物が寄り添い合いながらも庭を効率的に設け、自然エネルギーを活かす事によって、快適に住まう知恵がありました。本来、民家では家族の生活の場として、庭がなくてはならない存在であったからこそ、家庭とよばれていた由来が分かります。そこには、井戸、菜園などがあり、活動の場であった事を思い出します。日光、土、水の恵みを感じる庭を暮らしの中に設ける事は、健康に住まう知恵につながる様に思います。川に釣り糸をたれ、楽しみを味わうように、庭も…。

一方、春に新緑が芽生える頃、窓越しに見える鮮やかな光や爽やかな風を取り入れます。外と内の関係は日々のゆったりとした変化、四季の移り変わりに合わせて窓を通して呼吸する様なものではないかと思います。
雨の日、雨音に包まれ部屋でジーッとしている時。冬の日、雪景色を眺めながらコタツで寛ぐひと時。外の気配を感じていると、厳しければ厳しいほど、離れ難い冬の布団のように空間の内密性が増してくるモノだと思います。

TVを見ずに、ボーッとした時間を過ごせられるようになった。

川側の小池を中心に、高低差を利用してすり鉢状に整えました。上庭上庭を造りました。上庭では地形の変化を伸びやかな曲線に表わすよう芝生とし、下庭では川に入れるようにし、親水性を造りだしました。背後の森との一体感を演出する為に以前からあった雑木林を残しました。ウッドデッキにある2本の木もそうです。お客さん「何処までが敷地ですか?」と尋ねて帰られます。
道路側の庭は玄関までの屋外アプローチを屋内廊下に変えた為、行き止まりになったそこに、お風呂の坪庭を設け緩衝地帯となりました。

地形を読む、借景。
ウッドデッキについて

デッキは広いと使い勝手が拡がります。5m角ありますので、食事・遊び場・犬のリビング・屋外作業場、何でも御座れです。その場が立体的になるように、柴栗の木は残してありますが、お陰様で木陰もでき、鳥の巣箱も取り付けられます。子供達はもう木登りはしませんが、猫は相変わらず得意そうに登ります。手すり風のベンチは便利ですよ。雨の日、プランターの雨宿りにもなります。
自然の中にシッカリとした床を設ける事は、野点の真紅の敷物に似て、安心した場を創りだす事が出来ます。あたかも向こうに部屋があるように…。

芝生について

私も芝生があるウチに憧れを持っていました。幼い頃、アメリカンホームドラマの「パパ大好き」や「奥様は魔女」等で見かけた、塀の無い広々とした庭に憧れたものです。何とか根付かせようと頑張ってみましたが、ここは夏になると、木立が迫って日照不足ぎみになり、雑草のほうが元気でとても適わない事を悟らされました。雑草も短く刈ってやると、芝生のように見えてくるし、その中からケナゲナ花を咲かせてくれますので、これで好いのだと思っています。

アプローチ階段について

土留めの石積みは、ミル石と呼ばれ、大きな鋼鉄製ドラムの内側に貼って原石を粉砕して、陶器の原料を作る時に使われるものです。近所に使い捨てられたミル石をメザトク見つけ、分けて頂いたものです。北朝鮮の石だそうで、非常に硬く、重いシロモノで自分で積み上げましたが、これも難儀致しました。階段に絡まる辺りも、素人ながら上手く作っているでしょ?玉石、苔は前の川原から運んできたものです。花崗岩平板は中国産の安価なもので、ほとんどが私の人件費であります。

ペットについて

我家の第1号は、通りがかりで見つけた可愛いアヒルのロメオとジュリエット。
2匹はツガイだと言う事で買ったのですが、オス同士でありました。日に日に体積が倍増するだけでなく、食欲旺盛、喧嘩し放題のありさまです。彼らにとっては目の前の池では窮屈そうであります。そこで、一山越えた所の大きな池で寺の住職が白鳥を飼っていましたので、名前をチップとデール変え、お仲間に入れて頂く事で1件落着です。そこには、パン屋併設の喫茶店があり、様子を見に行っていました。鴨と交わって、今では合鴨に変わっていますが、遊びに来た人たちの心をさらって、あの世に行ってしまいました。
第2号はシマリスのアダムとイブ。

生垣について

これは吹寄せという手法を用いています。風が吹いて種々の木の葉が集まる様子に習って、自然な様を意図的に表現する事です。白樫、カナメモチ、ウバメガシ、山茶花、椿、金木犀などで、花々や紅葉、香りが楽しめる様、窓を意識しながら混植しています。

畑について

夏、木陰に隠れて、畑の発育が悪くて芳しくありませんでした。幸いにも、近所の方から隣の空き地を畑として貸して頂ける事になりました。かなりの荒地だったので、土壌改良から始めました。先ずは重機で掘り起こし、石ころを除き、変わりに倒木・落葉・肥料を埋め込みました。大変な作業で、一家総出でありました。今では、野菜だけでなく、花やハーブなども植えています。今は見違えるような畑になりましたが、ここも雑草が元気で私の元気が間に合いません。